字幕・吹き替え・ローカライズ / FIELD NOTES
字幕ファイルの納品チェックリスト
映像の版、言語、時間基準、字幕ファイルと修正履歴を整理し、受け取った担当者が確実に確認できる状態にします。
完成した字幕と一緒に、何を引き継げばよいですか?
字幕ファイルを送るだけでは、どの映像に対応するか分かりません。対象の映像、言語、確認状況、再生確認の方法までそろえると、次の担当者が作業を再開できます。納品形式は受領先の最新指定を優先してください。
対応する映像の版を固定する
確認用マスターに固定の管理番号を付け、作品名、話数、ファイル名、総尺、フレームレート、版を記録します。再編集した場合は字幕の同期も再確認します。旧字幕のファイル名だけを変更しても対応したことにはなりません。
- マスター番号と版を記録
- 本編前後や挿入映像の有無を記載
- 確認用映像を用意
字幕の用途を区別する
翻訳字幕、同一言語のアクセシビリティ字幕、画面内文字だけを訳す字幕を区別します。言語表記、文字コード、形式を決め、受領先のプレーヤーで読み込みます。YouTube の基本的な SRT は UTF-8 指定ですが、全サービス共通の仕様ではありません。
- 受領先の形式指定を確認
- 話数・言語・版をファイル名に含める
- 確認中と承認済みを明示
納品一式の記入例
架空作品『遠航』第3話、映像 V03 なら、YH_E03_master-v03_ja_sub-v02.srt のように命名できます。一覧、用語集、修正履歴も添え、一覧には「映像 V03、日本語翻訳字幕、42番の人名を修正」と記載します。実際の配信案件を示す例ではありません。
- ファイルごとの用途を記載
- 確認者・日付・未確認事項を残す
- 旧版を別の保管場所へ移す
受領後に再生して確認する
冒頭、中盤、終盤、会話が密集する箇所を実際に再生し、文字、同期、改行、最後の字幕まで確認します。使用したプレーヤーとファイルの版を記録し、不具合は字幕番号と時刻で伝えます。
- 欠落した話数や文字化けがない
- 現在の映像に対応している
- 最後の修正が反映されている
引き継ぎ前の確認
- 字幕を映像の版にひも付けます。
- 説明と修正履歴も納品物に含めます。
- 拡張子だけで判断せず、読み込みと再生で確認します。
架空のプロジェクトと具体例は作業方法を説明するためのものです。実際の納品では、受領者の仕様と合意した作業範囲に従ってください。