企業向け AI 業務委託の実務 / FIELD NOTES
営業フォローアップ要約:商談記録から根拠のある次の行動へ
顧客の目的、合意事項、未確認事項を分け、営業の次の対応を整理。字幕制作の問い合わせ例と確認リスト付き。
予算や約束を勝手に補わずに、AIで営業フォローの資料を準備するには?
営業の引き継ぎでは、顧客の関心、合意済み事項、次に誰が何をするかを明らかにします。Microsoftの営業活動資料では、メール、電話、会議、メモ、タスクを同じ記録の時間軸で扱っています。要約からも元のやり取りへ戻れるようにします。
日時のある根拠をそろえる
顧客または案件の識別情報、連絡日、参加者、連絡経路、原記録へのリンクを記します。顧客が述べた目的、受領した素材、すでに送った資料を分け、資料の版も残します。
複数回の商談で条件が変わった場合は、最新の確認内容と以前の説明との関係を明記します。初期の仮説や文脈のない一言を、そのまま現在の要件や購入意思にしないようにします。
事実・社内判断・確認事項を分ける
「確認済み」「社内の見立て」「次回質問」の三欄を用意します。予算、決裁者、範囲、日程、権利関係は、明確な根拠がある場合だけ確定情報として扱います。不明な欄は不明と記します。
「日本語版について知りたい」と「日本語吹き替えを発注する」は異なります。見立ては質問の準備に使い、顧客へ送る文面で合意事項へ置き換えないことが大切です。
記入例:動画字幕の問い合わせ
説明用の例として、複数動画の日本語字幕について問い合わせがあり、権利資料は後日提供予定とします。対象言語は確認できても、正確な本数、尺、利用範囲は未確認です。
次の連絡の下書きでは、必要な素材、字幕の仕様、確認担当者を尋ね、相手と合意した資料を案内できます。未承認の金額、納期、権利確認済みとの記載は加えません。指定の担当者が内容を確認してから送信します。
次回連絡の確認リスト
一回の連絡では次の行動を明確にし、担当者と進行状況を記録します。複数人が異なる内容を同時に送らないよう、送信責任も決めます。
- 顧客、案件、最新のやり取りが一致している。
- 確定情報に元の記録がある。
- 予算、範囲、日程の不明点を補っていない。
- 資料の版、送信相手、次に尋ねる事項を確認済み。
- 確認者、送信担当、記録先が決まっている。
引き継ぎ前の確認
- AIは根拠の整理と下書き作成に活用します。
- 顧客の判断、未確認事項、次の担当を明示します。
架空のプロジェクトと具体例は作業方法を説明するためのものです。実際の納品では、受領者の仕様と合意した作業範囲に従ってください。