企業向け AI 業務委託の実務 / FIELD NOTES

動画制作依頼書:見終えた人に何をしてほしいかを決める

目的、素材、絵コンテ、音声、字幕、配信先ごとの版を整理します。60秒の説明動画を使った構成例付き。

この資料で扱う問い

撮影・編集・AI生成を始める前に、どこまで要件を決めればよいですか?

依頼書には、動画で伝えたい理解や行動と、正確に保つべき事実を記します。映像の細部より先に情報と構成を承認します。実写、編集、AI生成のどの方法でも、ツールに業務上の判断を任せず、先に目的を定めます。

01 /

視聴者と用途、主な行動を決める

視聴者、見る状況、公開先、言語、画面比率、尺、視聴後の行動を記録します。例えば「協業の相談に必要な資料をそろえられる」と定義します。必要な事実、禁止する表現、検収条件を好みと分け、短い動画に目的を詰め込み過ぎないようにします。

  • 主目的を一つにする
  • 必須情報と好みを区別
  • 公開先ごとの必要版を記載
02 /

素材と制作上の制約を整理する

映像、製品資料、ブランド素材、音楽、声の出所と承認範囲を一覧にします。実物を示す必要がある部分と、明示した概念映像を使える部分を区別します。字幕、聞き取りやすい音声、重要情報へのアクセスも台本に含めます。W3C は制作段階でこれらを考慮するよう案内しています。

  • 概念画像を実案件の映像として扱わない
  • 人名と製品名の読みを指定
  • 不足素材と業務確認の担当を決める
03 /

60秒の説明動画の構成例

架空の「字幕納品の準備」動画なら、0–10秒で課題、10–25秒でマスター番号、25–40秒で言語とファイル一覧、40–50秒で再生確認、50–60秒で三つの確認事項を振り返る構成にできます。架空のファイル名を使い、音声と字幕で同じ事実を伝えます。秒数はこの例の割り当てです。

  • カットごとに映像・音声・字幕・秒数を書く
  • 合計60秒になるか確認
  • 細部の制作前に台本を承認
04 /

検収と修正の手順を決める

台本、仮編集、各言語版、最終出力の承認者を決めます。事実、字幕、発音、画面内文字、音、切り抜き、最後の案内を確認します。修正は時刻と理由で伝え、納品ファイル、版、編集可能な素材の場所を記録します。

  • スマートフォンと対象画角で再生
  • 無音でも重要情報が伝わるか確認
  • 最終承認と版の一覧を保管

引き継ぎ前の確認

  • 映像の好みより先に伝える目的を決めます。
  • 絵コンテで映像・音声・字幕をつなぎます。
  • 実際の再生と承認済みの版で検収します。

架空のプロジェクトと具体例は作業方法を説明するためのものです。実際の納品では、受領者の仕様と合意した作業範囲に従ってください。

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